身近な気づき

福利厚生サービスで40年/次なるライフキャリアへ/手に取る商品、体験するサービスにどう感じどうお思うか/現状否定現状打破/キャリアコンサルタント/聴く/テクノと環境音楽/年齢を重ねるほどガジェットを使いこなす

身近な書評;70歳の正解 / 和田秀樹

身近なポイント

本書を手に取り最初に感じた違和感は、『70歳の正解』にある“正解“ってそもそもあるのだろうか?だった。

自分なりの正解=「やりたいこと」リストを書き出し、文章化できるだろうか。

定年・高齢者・相続の情報が多すぎ

書店入口の平積みコーナー、Amazon Kindleのリコメンドは、もはや定年、高齢者、相続。この状態は定年後のセカンドステージの不安が解消されるどころか、ますます不安が増幅する感じさえする。

誰にとっても初めてとなるセカンドステージを、どう明るく捉えるか、を伝えようと試みている書籍が目につく。

“学ぶ“姿勢は大事。様々な角度の情報をインプットし、あくまで自らの方向性をアウトプットしていくことは必要だ。

アプローチは違っていても、言っていることはほぼ同じ

これまでも題名にそそのかされて何冊も手に取った。どの書籍もアプローチには作者の個性が出てくるが、言いたい結論に大きな違いはない。

健康、お金、人間関係。

本書の著者は高齢者専門の精神科医で、様々な医学的研究成果から語られ、また著者自身もこれから高齢者となる同世代としてつぶやく。

学んだことは「したいことリスト」

本書から学んだことは一つ、「したいことリスト」。

現役時代の就労時間合計より長い老後の自由時間。「したいことリスト」をじっくり書き出し、ざっくりとしたスケジュールを決めていくことが示されている。

遺書は亡くなった後の自分以外の方々への手続き一覧であるが、「したいことリスト」は定年後のポジティブな計画立案となる。

具体的に書き出し、見直し、アップデートしていくことで、不安が上書きされ薄くなっていくのだろう。

まずはぼんやり考えていることを文字化することが大事なのだろうし、この手の書籍を読んでいるだけではなく、具体的に動き出す、書き出し始めることが大事なのだと思った。

読み終わった後も“正解“の真意がよくわからない。逆に“正解がない“という理解で考えが深まった。

まずは「したいことリスト」を書き出してみようっと。まずはアクション!