正月の中村屋の福袋に入っていた羊羹。
“スティック羊羹”という表現の方があっている。
これまでの羊羹というと、
小皿、それも和の〇〇焼のような小皿に、
3センチ程度に包丁を入れ、立てて盛り付ける、
そして、二股に分かれている漆ちっくな和風フォークにて
刺して食す、もちろん日本茶と共に、というイメージであった。
ところが、この写真のようなスタイルで羊羹が
再定義されて、新たな食スタイルを伴って生まれ変わっている。
中村屋の開発部門でこの形状、この食スタイルを開発、
経営層に提案した際、
どのようなリアクションがあったのだろう、と想像する。
歴史ある食品メーカーの変革でもあったのではなかろうか。
“高級な和菓子”から“気軽な和菓子“への成長とも言える商品開発は
生き残りと経営判断、そして何よりも開発チームのご苦労が想いを馳せる。
えいえいおー!