身近な気づき

福利厚生サービスで40年/次なるライフキャリアへ/手に取る商品、体験するサービスにどう感じどうお思うか/現状否定現状打破/キャリアコンサルタント/聴く/テクノと環境音楽/年齢を重ねるほどガジェットを使いこなす

AirTagは「探してくれる価値」と「身近なsimpleを教えてくれる価値」があった!

AppleのAirTagを購入した。
もう発売されてからかれこれ2年近く経つ。ネット情報では他人に追跡されるとかプライバシーが守られないというネガティヴな意見と、本来用途でもある紛失物を見つけることができた、というポジティブな意見がそれぞれ目につく。まあどちらも分かる。

振り返ると、記憶がある範囲で財布や鍵など貴重品類を紛失したことがない。
けど今回購入するに至ったポイントは「今後は紛失する可能性が高まってくる」と感じたからだ。これまで紛失しなかったから今後も無くさない、ということはない。定年を間近にして注意力はどんどん衰えてくる、それを日々実感している。
そんな時、Amazonのタイムセールで安く買えた。 Apple直営サイトで4,780円するものが4,587円+ポイントで購入することができた。値段はともかくそのUXが実に Appleらしい。

AirTag開封後、ほんの2〜3分でセッティングが完了。 Apple製品らしく、もちろん説明書もない。

AirTagのフィルムを剥がし、iPhoneの近くに置き、「探す」アプリでワンタップ、ツータップするだけ。以上。何か必要事項を登録することも、細かな設定をいじることもなく事は終わる。ちゃんと動作するのだろうかと心配になるほど簡単だ。心配は無用。もちろんちゃんと作動してくれた。

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このUX=ユーザー体験は徹底的にシンプルで潔い(いさぎよい)。あらゆるサービス、行動にとって、学びとなる。
simple。どれだけ削ぎ落とすことができるか、提供されるサービスにおいても、自ら行う日常業務においても、simpleの発想は通じる。心配だから、念の為に説明やステップを加える。その心配や発生する可能性が低い念の為、を見えないところのシステムで解決しておく。
貴重品をAirTagで探せる価値だけでなく、削ぎ落とすことで得られるUXを思い出すガジェットとしてもAirTagの価値があるように感じた。

試験の思い出。身近な学び、キャリアコンサルタント

試験の思い出。

国家資格キャリアコンサルタントの受験が思い出深い。57歳の時だった。
試験では学科、論述、ロールプレイがあるが初回試験で論述を落とした。敗者復活2回目で合格。合格発表の手紙をもらった時の嬉しさは格別だった。

2019年、毎週近くのスタバに通い、テキストで心理学の領域を学び、過去問を繰り返し解いていた。久々にやり切っている感はあった。そう真面目に勉強した。脳内メモリも劣化しており暗記に苦労した。特に心理学者とその代表的なキャリア理論がどうにも結びつかなかった。

ロールプレイ(実技)も難関だった。通学式の養成講習では、傾聴や共感、信頼関係を構築する実技を繰り返す。これまで”聴く”ことより”話す”ことが多かった自分に気がついた。人の話をほぼ聴いていなかったのだ。
ロールプレイでは養成講習の生徒仲間との繰り返しの練習がとても役に立った。ただ軽く20〜30歳は離れている同級生とのロールプレイは、まず恥ずかしさを乗り越えることから始まった。振り返るとその練習量と少しずつ変化する質が本番の試験で緊張感を抑えてくれた。このロールプレイは一人じゃできない学びであり、その場の空気感を体得することがはとても重要だった。

さて試験当日、論述以外はうまくいった。論述ではそれなりの文章を記述するのだが、ふたつの間違いを犯した。
ひとつは試験の終了時間を10分長く勘違いしてしまった。もちろん制限時間は頭に叩き込まれていたが、なぜかその時勘違いをしてしまった。
もうひとつはシャープペンを持つ手がうまく動かなかったのだ。日頃はキーボードを叩き文章を書くため、ペンを握ることが極端に減ってしまっている。もちろん受験勉強時もシャープペンで紙に解答を書いてきた。ただ試験本番では、頭に浮かぶ文章を、すらすら文字に置き換えることはできなかった。字も汚かった。採点者が「汚いなー」と呟いていることを試験中に想像すらした。
とは言え何だかんだで2回目で受かった。合否通知の手紙を開いた時の「合格」の文字は忘れられない。
ただその時、キャリアコンサルタントの仕事は何も始まらなかったことにも気がついた。スタートすらしていない。券売機から切符が出てきてそれを手にした程度だったことにやっと気がついた。資格を生かす為の作業がそこから始まった。

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とっても身近だった幸宏さん、ありがとう

高橋幸宏さんとは、かなり長い付き合いとなる。

イエロー・マジック・オーケストラ(以下YMO)とは、40年以上前の高校2年の頃、セカンドアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」が最初の出会いであった。テクノに初めて遭遇し、しびれ、人生を共に過ごしている音楽ジャンルとなった。

(画像はApple musicより)

良き先輩たちとYMOコピーバンドを組み、大学の学園祭や音楽祭に出演し、テクノの深みにハマっていった。この時以来、自分の心臓の鼓動は、幸宏さんのリズムと同期するようになった。三食の食事と同じく毎日、幸宏さんの音楽を摂取することが日常になった。

幸宏さんの曲でどれが1番好き、という優劣はない。

スローテンポもアップテンポも自然と吐き出されるグルーヴ感がたまらない。
変調を巧みに取り入れるセンス、お茶目なおかず(フィルイン)、主役に近いけどわきまえているドラミング。Liveではその瞬間、瞬間に吐き出されるアドリブ。
どれをとっても、幸宏さんらしさを感じる。
サポートメンバーにドラムを譲り、ボーカルに専念する時期もあり、ギターやキーボードを手元に置くこともある。が、やっぱりドラムを叩きながら、唄う姿が最高としか言いようがない。譲れない。

ボーカルスタイルも、幸宏さんらしさ満載。文字にしにくいが、語尾を強めにする歌い方は実に特徴的で、よく真似をして唄った。

以前、細野晴臣さんのインタビューで「YMOは幸宏のバンド」だった、というコメントを聞いた。僕もそう思う。

音楽は素晴らしいと改めて感じた。

今日もこれまで通り、幸宏さんの曲を聴き続けているが、そこには何も変わらない幸宏さんの音がある。声がある。グルーヴ感がある。

ありがとう、幸宏さん!


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