身近な気づき

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試験の思い出。身近な学び、キャリアコンサルタント

試験の思い出。

国家資格キャリアコンサルタントの受験が思い出深い。57歳の時だった。
試験では学科、論述、ロールプレイがあるが初回試験で論述を落とした。敗者復活2回目で合格。合格発表の手紙をもらった時の嬉しさは格別だった。

2019年、毎週近くのスタバに通い、テキストで心理学の領域を学び、過去問を繰り返し解いていた。久々にやり切っている感はあった。そう真面目に勉強した。脳内メモリも劣化しており暗記に苦労した。特に心理学者とその代表的なキャリア理論がどうにも結びつかなかった。

ロールプレイ(実技)も難関だった。通学式の養成講習では、傾聴や共感、信頼関係を構築する実技を繰り返す。これまで”聴く”ことより”話す”ことが多かった自分に気がついた。人の話をほぼ聴いていなかったのだ。
ロールプレイでは養成講習の生徒仲間との繰り返しの練習がとても役に立った。ただ軽く20〜30歳は離れている同級生とのロールプレイは、まず恥ずかしさを乗り越えることから始まった。振り返るとその練習量と少しずつ変化する質が本番の試験で緊張感を抑えてくれた。このロールプレイは一人じゃできない学びであり、その場の空気感を体得することがはとても重要だった。

さて試験当日、論述以外はうまくいった。論述ではそれなりの文章を記述するのだが、ふたつの間違いを犯した。
ひとつは試験の終了時間を10分長く勘違いしてしまった。もちろん制限時間は頭に叩き込まれていたが、なぜかその時勘違いをしてしまった。
もうひとつはシャープペンを持つ手がうまく動かなかったのだ。日頃はキーボードを叩き文章を書くため、ペンを握ることが極端に減ってしまっている。もちろん受験勉強時もシャープペンで紙に解答を書いてきた。ただ試験本番では、頭に浮かぶ文章を、すらすら文字に置き換えることはできなかった。字も汚かった。採点者が「汚いなー」と呟いていることを試験中に想像すらした。
とは言え何だかんだで2回目で受かった。合否通知の手紙を開いた時の「合格」の文字は忘れられない。
ただその時、キャリアコンサルタントの仕事は何も始まらなかったことにも気がついた。スタートすらしていない。券売機から切符が出てきてそれを手にした程度だったことにやっと気がついた。資格を生かす為の作業がそこから始まった。

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とっても身近だった幸宏さん、ありがとう

高橋幸宏さんとは、かなり長い付き合いとなる。

イエロー・マジック・オーケストラ(以下YMO)とは、40年以上前の高校2年の頃、セカンドアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」が最初の出会いであった。テクノに初めて遭遇し、しびれ、人生を共に過ごしている音楽ジャンルとなった。

(画像はApple musicより)

良き先輩たちとYMOコピーバンドを組み、大学の学園祭や音楽祭に出演し、テクノの深みにハマっていった。この時以来、自分の心臓の鼓動は、幸宏さんのリズムと同期するようになった。三食の食事と同じく毎日、幸宏さんの音楽を摂取することが日常になった。

幸宏さんの曲でどれが1番好き、という優劣はない。

スローテンポもアップテンポも自然と吐き出されるグルーヴ感がたまらない。
変調を巧みに取り入れるセンス、お茶目なおかず(フィルイン)、主役に近いけどわきまえているドラミング。Liveではその瞬間、瞬間に吐き出されるアドリブ。
どれをとっても、幸宏さんらしさを感じる。
サポートメンバーにドラムを譲り、ボーカルに専念する時期もあり、ギターやキーボードを手元に置くこともある。が、やっぱりドラムを叩きながら、唄う姿が最高としか言いようがない。譲れない。

ボーカルスタイルも、幸宏さんらしさ満載。文字にしにくいが、語尾を強めにする歌い方は実に特徴的で、よく真似をして唄った。

以前、細野晴臣さんのインタビューで「YMOは幸宏のバンド」だった、というコメントを聞いた。僕もそう思う。

音楽は素晴らしいと改めて感じた。

今日もこれまで通り、幸宏さんの曲を聴き続けているが、そこには何も変わらない幸宏さんの音がある。声がある。グルーヴ感がある。

ありがとう、幸宏さん!


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60歳からの身近な学び@Today at Apple

1月早々にToday at AppleでPagesのミニセミナーに参加した。
これまでもApple製品やアプリケーションの使い方を当時のApple銀座5階のシアターで学んできた。今やこのミニセミナーをToday at Appleと呼び、講座をセッションと呼んでいる。

今回のセッションは「Pagesでオリジナリティあふれるドキュメントを作成しよう」。
コロナ禍前と比較するとセッション数も減り、グレード分けが少なかった。その中でこのセッションを選んだ理由は2つ。

ひとつは「オリジナリティ」の定義ってなんだろう?
もうひとつはPagesの進化を体感したかった。
この二つは参加することで得ることができた。

まず「オリジナリティ」はAppleのテンプレートで十分得られるということが分かった。数あるオシャレなテンプレートを自分で選ぶ段階で既にオリジナリティなドキュメント作成がスタートしていると気がついた。これまでテンプレートは人のデザインのマネから始まると思っていた。見た目のデザインにオリジナリティがあると思い込み、一から作る余計な時間が奪われていた。誰もテンプレートを使っているからってオリジナリティが無いとは思わない。もちろん見た目、印象は大切な要素だが、オリジナリティはコンテンツ、中身だ。

次はPagesの進化だ。Apple loverとして何度もPagesを試すが結局Wordに戻る、そしてまたPagesに戻ってみる、という落ち着かない使い方を繰り返していた。けど久しぶりにPagesを使ってみると、とてもクールであった。操作性、目をひくテンプレート群、Apple製品との親和性、そして多少難ありであるが、Wordとの互換性まで楽しい文章作成ができる。コンテンツに集中できるアプリケーションだ。

さてPagesの魅力の再発見に続き、Today at Appleにも再発見があった。

これまでアプリケーションソフトの使い方を学ぶ時には、YouTubeを見ることが多かった。今後もそれは変わらないと思うが、久しぶりに参加したToday at Appleで対面で得られる価値を実感した。
目の前に自分のことを気にかけて、褒めてくれる先生がいる。
同じレベル感で学ぶ隣、正面の生徒が一緒にいる。同じ目的を持った短い時間のコミュニティーとさえ思えた。
分からないことを、その場で質問し理解を深めることができるライブ感もある。
コロナ禍で遠ざかっていたリアルセミナー、それも大会場でなく、少人数の塾スタイルに学びの機会を感じた。

この学びをアウトプットに繋げていくことで、サイクルが一巡する。さあ、書こう!

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